本日、幼児吃音相談会を開催しましたのでご報告です。
★参加人数
・大人(保護者と祖父母)15 名、子ども 4 名
・当事者(大学生)1 名
・スタッフ(言語聴覚士) 10名
★内 容
・吃音について
・グループで話し合い(吃音がなおるってどういうこと?)
・話し合いをもとに、「なおる」についての説明
・当事者(吃音者)からコメント、エピソード紹介
・その他、アドラー心理学、レジリエンスについて
・当事者との対談、質問コーナー
盛りだくさんの内容で、2時間があっという間でした。
当会の会長(言語聴覚士)の話も良かったと思うのですが
それ以上に保護者さんが集中していたのが、大学生の当事者のお話!
そうですよね、これからお子さんが歩んでいく人生の先輩ですからね!
聴いているときの集中度、真剣みが違いました。
みなさんおっしゃっていましたが、大学生〇〇さんの表情が「キラキラしている」のが印象的でした。話の内容もすばらしかったです!
(写真、暗いですが…参加者のお顔はぼかしをかけています)
参加者からいただいた感想です(一部抜粋)
・正直、治るのでは…と思って期待してきたけど、前向きにとらえて吃音も個性として考えたいと思った。
・吃音は相談をしていて考え方も開き直っていたんだけれど、小学校への支援学級の手続きとかを始めていたので不安も…(泣いて)…来てよかった。
・吃音を持つ子の親に会ったことがなかった。吃音もこの子の一部と思って劣等感を膨らませないようにしたいと思った。
・自分は子どもの吃音をあまり気にしていなかったけど、これからは前向きにかかわっていきたいと思った。
・子どもが吃りが出ることを責めたりしていた。吃りがあることを『ま、いっか』という風に思える環境を作りたい。
・吃りが波があるので、このまま治っていくのかな…と思っていたので、治らないと聞いてとてもショックだった。〇〇さん(大学生・当事者)の話を聞いて、個性として捉えていこうと思った。
・〇〇さんの話を聞いて、前向きに子どもと考えていきたいと思った。また、子どもと参加していきたい。
・親として子どもの吃りをどうしたらいいのか…と思った。〇〇さんの話を聞いて、本人が自分で解決をして乗り越えていけるのかと思った。本人にゆだねようと。
・吃音が出始めて2 年目。波があるのでいずれ普通に戻っていくのかと思っていた。〇〇さんのような個性として受け入れていくようにしたいと思った。
・自分の人生の中で吃音の子が一人だけいた。小中学校と一緒。彼は吃音がひどくて、暗い性格で前にも出なかった。でも吃音でそういう性格になったのかも…と。自分の息子もこうなるのかと心配だったけど、話を聞いて向き合い方だと思って気持ちが軽くなった。
・吃っていても話せること、障害でない部分を見ていきたい。
・あまり吃音に対して悩まず向きあって、子ども自身が解決をしていくんだと思った。
〇〇さん(大学生・当事者)の感想
・他の人から良かったと言ってもらえて、来て良かったと思った。
・こういう場で話すことも、自分にとって場数になる。こういう場に出て話すことや良かったと言ってもらえて、自分の自信にもつながるし、これから頑張ろうという活力にもつながる。ありがとうございます。
~~ ここまで参加者の感想でした ~~
私も、みなさんの感想を聞いていて感動の涙がホロリ…。
保護者・ご家族・スタッフそれぞれが、また今日から変わっていくヒントを得られたと思います。
またいずれ どこかでお会いできることを楽しみにしております。
ご参加・ご協力くださったみなさまにお礼申し上げます。
(文責:会計I )
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